ゲムシタビン(英語: Gemcitabine、略号:GEM)とは、抗癌剤として用いられる含フッ素ヌクレオシドの一種である。シチジンのリボース環の2'位がフッ素2個で置換された構造を持つ。

イーライリリー・アンド・カンパニーが開発し、商品名ジェムザール(Gemzar)で販売している。ジェムザールの性状は白色から微黄白色の結晶性の粉末である。

効果・効能

  • 非小細胞肺癌、膵臓癌、胆道癌、膀胱癌、乳癌。

卵巣癌などに対しても有効性が報告されている(卵巣癌については2010年4月27日に厚生労働省が適応拡大と判定)。

用法

点滴で投与される。生理食塩水に溶解して用いる。本剤の添付文書に「外国での臨床試験の報告例に、週2回以上の点滴または60分以上の点滴で副作用が増強したものがある」とあり、「週1回の点滴を30分間で行う」よう警告がある。

作用機序

シチジンと同じ様にDNA鎖に取り込まれ、別のヌクレオシドが1つ付くことにより、DNA鎖を伸長停止させる。このことにより、アポトーシスが誘導され、腫瘍細胞を自殺に追い込む。

外部リンク

  • Lilly Oncology
  • 膵がんの放射線療法と化学療法

Gemcitabine HCl RNR inhibitor, apoptosis inducer GlpBio

ステージ4の胆管癌に対する化学療法(ゲムシタビン+S1)でがんが消失した1例 佐藤 典宏 オフィシャルウェブサイト

ゲムシタビン 健康用語WEB事典

薬ケモ(薬剤師向け化学療法解説)GC(ゲムシタビン+シスプラチン)療法 薬インフォドットコム

ゲムシタビン点滴静注液1g/26.3mL「ホスピーラ」:ジェネリック製品写真 持田製薬株式会社